長岡京市の水道料金は、京都南部の各市とくらべても、高くなっています。
長岡京市はもともと地下水100%の水道でしたが、2000年に京都府営水道の受水を開始しました。
府営水道はそれぞれ水源の異なる3水系(乙訓・宇治・木津)があり、
乙訓系は日吉ダムを水源とし、桂川上流から引いた水を西京区の乙訓浄水場できれいにし、
長岡京市・向日市・大山崎町などに給水しています。
府営水道導入後の5年で、長岡京市は2回の水道料金値上げを行いました。
2011、2015年に少し値下げされましたが、水道料金は府営水道導入前より依然として高くなっています。
実は、私たちの支払う水道料金のうち4割以上は、京都府に支払う府営水道料金です。
府営水道は「責任水量制」というしくみになっており、長岡京市は1日2万6千トンの水を
府から割りあてられて買っています(基本水量=今は「建設負担水量」と改称)。
そのうち実際に使っているのは、半分の1万3千トンくらい。しかし、使わない水にも料金がかかり、
その結果、水道料金が高くなっています。
ですから、「使わない水まで買う」状態をなくせば、大きく負担が減らせることになります。
高い水道料金も下げることができます。
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